2010年 11月 30日
投稿)NPO法人 全国要約筆記問題研究会 大分県支部
平成22年11月27日(土)~28日(日)、三重県四日市市にて開催されました。
全要研の研究討論集会は、各分科会ごとに提言論文があり、それに対しての意見を
論文で提出した方が参加者です。また、討論には参加せず、傍聴する見学者(集会
終了後レポート提出)もいます。
第1分科会のテーマは「新奉仕員へのロードマップ」
要約筆記の今後のあり方として、通訳者と新奉仕員(仮称)が考えられている。
その新奉仕員の養成はどこでどのような形で成されていくのか、成していくべきかを討論。
第2分科会のテーマは「パソコン要約筆記の標準的方法について」
聴覚障がい者にとって見やすい、分かりやす表示、入力技術とはなど、パソコン要約筆記
の基本的技術を整理し、標準的方法について討論。
第3分科会のテーマは「要約筆記者の倫理綱領とは」
聴覚障がい者の権利擁護を担う通訳としての要約筆記には、その専門性を明確にする
倫理綱領が必要。要約筆記者の資格認定等も整備されていない状況だが、
手話通訳士や社会福祉士などの倫理綱領などを参考にしながら、将来の要約筆記者の
行動規範などの討論。
討論集会で討論された内容が、いつの日か、形となっていくことを実感しました。
