~楊志館高校の石本さん~

楊志館高の石本さん手話検定1級 県内高校生で初合格!
大分市の楊志館高校福祉科3年の石本美菜望(みなみ)さん(17)が、手話の知識やコミュニケーション能力を評価認定する第9回全国手話検定試験(昨年12月)の1級に合格した。主催の全国手話研修センター(京都府)によると、高校生の合格者は全国でも少なく県内では初めて。石本さんは「もっと勉強して夢に近づきたい」と話している。
手話との出合いは中学時代。県立聾(ろう)学校児童との交流会がきっかけ。「習ったばかりの手話で必死に話し掛けてみたけど、うまく伝わらなかった。それでも相手は笑顔で『ありがとう』と返してくれて、すごくうれしかった」。手話を学ぶため同校福祉科へ。検定1級を目指して自宅でも参考書を開いた。
検定はあいさつや自己紹介ができるレベルの5級から、よどみなく会話ができる最上位の1級までの計6階級。1級は実技と筆記試験があり、約3千語の習得が必要とされる。
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手話で「ありがとう」を表現する石本美菜望さん
=大分市の楊志館高校
  実技では「携帯電話の普及」をテーマに手話でスピーチ。筆記では「手話言語条例」について思うことを小論文にまとめた。「おしゃべりが大好き。いろんな人とコミュニケーションを取りたいから手話の勉強も苦にならない」
 「夢は手話と心のケアができる保育士」と石本さん。今春から県内の短大で幼児教育を学ぶ。手話通訳士の資格取得にも挑戦したいという。「子どもたちに手話を覚えてもらいたい。『ありがとう』『おはよう』とあいさつするだけでもコミュニケーションが生まれ、聴覚障害者への理解も深まると思うから」。真っすぐなまなざしで話した。

※この記事は、1月20日大分合同新聞朝刊8ページに掲載されています。
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by toyonokuni | 2015-01-27 11:42 | Comments(0)