ワンポイント学習シリーズ ろうあ運動4本柱ろうあ運動「4本柱の運動」とは?
以前手話を学び始めた頃は「全日本ろうあ連盟の4本柱の運動とは何?」というようなことが質問されたり、学習のテーママになっていました。
今、改めて4本柱の運動とは何だったのかを確認してください。
ろうあ者の運動は「お願い運動」から『生活と権利を守る』運動へとろう運動の方向は変ってきました。
その中心的な目標は下記の4点でした。
①自動車運転免許獲得
②民法11条改正
③手話通訳の制度化
④聴言センターの建設上記の4本柱の国会請願運動開始。
約7万人の署名を国会に提出した。

民法11条
1979(昭和54)年までは、ろう者は「準禁治産者(心神耗弱・浪費癖のため、家庭裁判所から禁治産者に準ずる旨の宣告を受けた者。
法律の定める重要な財産上の行為についてのみ保佐人の同意を要した。)」
と見なされ、住宅ローンの利用や家業を継ぐことも出来ませんでした。
連盟の粘り強い運動の結果、1979(昭和54)年に改正されました。
【住宅ローンを利用したろう者の声】
やっと銀行からの借入れで自分の家を建てることができた。
聞こえる人たちと同様に生活できるのが大変嬉しい。