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2012年 02月 08日 ( 1 )

裁判員裁判

裁判員裁判の実際

裁判員裁判聴覚障害者が選ばれた時の対応を十分に検討していかなければなりません。
群馬県の前はし地裁で聴覚障害者が裁判員に選ばれ、手話通訳を介して裁判が進められました。
以下 朝日新聞からの引用です。

耳の不自由な男性が裁判員に選ばれた前橋地裁の裁判員裁判。1日、強盗致傷罪に問われている被告の元少年(24)=埼玉県=に対し、男性が手話通訳を介して質問した。傍聴席には聴覚障害者数人の姿もあった。

 「何か、聞きたいことはありませんか」
 同日午後の被告人質問で、高山光明裁判長が裁判員6人に促すと、傍聴席から見て左から3人目に着席した、この男性がスッと右手を挙げた。

 男性はこれまで、証人尋問などで質問していなかった。
 男性は、検察側との間に腰掛けた手話通訳の女性に対し、時折言葉を発しながら、手話で質問を投げかけた。女性通訳は男性の手話を読み取ると、首からぶら下げたマイクで代わりに質問した。「もし社会に復帰し、再び共犯者に万引きや恐喝に誘われたらどうするか」

 元少年が「絶対にありません」と答えると、2、3度うなずき、「その言葉を守れますか」と手話で通訳に伝えた。元少年の「(もう犯罪行為をすることは)ないです」との返答に、「わかりました」と手話で応じ、うなずいた。
 検察側は論告で、元少年に懲役5年を求刑。弁護側は弁論で、執行猶予付き判決を求めた。男性は判決を決める評議に参加し、判決は3日に言い渡される。

 この日、数人の聴覚障害者も傍聴に駆け付けた。
 高崎市の40代の主婦、原沢久代さん。同じ耳の不自由な男性が裁判員を務めていると1日の朝刊で知り、初めて裁判所に足を運んだという。取材に筆談で応じた。

 被告人質問などを傍聴した原沢さんは、男性裁判員の姿に「本当にすごいと思う」と感心していた。
 一方で、公判の内容については、「ほとんどわからなかった」。手話通訳は裁判員に向かっているため傍聴席からは手ぶりがよく見えず、手話通訳の口元も見えないからだ。

 原沢さんは、今後も裁判所に来る機会があると良いと答えた。一方で「傍聴するにはどうしても通訳が必要だ」。(伊藤弘毅)
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by toyonokuni | 2012-02-08 07:35 | 協会・センターからの情報 | Comments(0)