人気ブログランキング |

2016年 01月 20日 ( 1 )

ろうを生きる難聴を生きる 
2016年2月広報 
放送(土)20:45-21:00 ETV 
再放送(金曜日)12:45-13:00 Eテレ
心がつながるバー

北名古屋市の住宅街にあるバー「しゅわしゅわ」。店主の前田誠治さん(44)は、コミュニケーションの達人だ。手話が得意なろう者には手話で、手話が苦手な健聴者や難聴者には、口の動きを読み取る口話と筆談で、それぞれのニーズを瞬時によみとり、会話をはずませる。共通の言葉を持たない客が一緒になった時には、口話と手話を織り交ぜながら翻訳、会話の橋渡しをする。

店には様々な工夫がある。カクテルグラスは、手話で話す時、手がぶつかっても倒れにくい特注品だ。注文メニューは、聞き間違いの少ない番号制。椅子は、客の声が聞こえなくても、目配りが出来るように配置されている。全国のバーを行脚し、知恵を集めた、前田さんの努力の成果だ。
前田さんは、生まれた時からの難聴だ。症状が悪化する中、営業の仕事をしながら独学で口話を身につけた。30代半ば、両耳がほとんど聞こえなくなると、手話にも挑戦。教室に通い、本を読みあさって習得した。
障害がある人、ない人、家族ぐるみの常連客から一見さんまで、様々な人が集まるバー「しゅわしゅわ」。番組では、人と人をつなぐ店の魅力を描く。

静かでうるさい居酒屋

週末ともなれば、真っ赤なルージュの若者から白髪の年配者、日本はもちろん世界各地の観光客まで、いつも十人十色の客でぎゅうぎゅう詰めになる。…にもかかわらず、店内はひっそり静かな、不思議な居酒屋がある。東京・大久保の串揚げ屋「ふさお」。ろう夫婦が接客・調理をする、全国でも珍しい居酒屋だ。
客の7割が聴覚障害者。店内は手話が公用語のように飛び交う、独特の空間だ。会話に苦労しながら、筆談で働く大手企業のサラリーマンろう者。学校で手話を使うことを禁じられ、言葉に不自由な思いを強いられてきた高齢のろう者など、普段、聞こえる人に囲まれ、会話ができない寂しさや、自分を押し殺して過ごす虚しさを抱えている人たちが集まる。ここは聴覚障害者にとって、「聞こえない自分のまま」人とかかわれる、特別な場所になのだ。
番組では、クリスマスから年末にかけて店内に密着。言葉を交わせる嬉しさを爆発させる客の交流から、人とつながり合えることへの純粋な喜びを映し出す。 
by toyonokuni | 2016-01-20 14:15 | 協会・センターからの情報 | Comments(0)