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映画『アイ・ラヴ・ユー』
'99年10月から全国各地で上映が始まった、映画『アイ・ラヴ・ユー』。
大分も平成14年の新年文化講演会の時に映画とろう女優の忍足さんと妹尾映美子さんのトークショー《県総合文化センター》【参加者500名】

 日本で初めて、ろう者と聴者の共同制作による映画が完成しました。ろう者と聴者との間にある葛藤や絆、ろう者の日常生活など、これまでにないリアリティーあふれる映画となりました。映画の紹介と共に、主演の忍足亜希子(おしだりあきこ)さんと手話コーディネーターの妹尾映美子(せおえみこ)さんに、撮影中のエピソードなどを2回にわたって語っていただきました。

 水越朝子は、消防士の夫・隆一と小学1年生の娘・愛と共に静岡市の郊外に住んでいる。隆一や愛との会話は、すべて手話。特に愛は、耳の聞こえない母を何かと手助けしようとする、おませでしっかりした子どもに育っていた。平凡ながら幸せな日々を送っていた朝子たちに、ある日思いがけないことが起きた。愛と手話で話す朝子を見たクラスメートが、「お前のかあちゃん、変な奴!」と、愛をからかい始めたのだ。
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自分がろう者であることが原因で、娘がいじめられている・・・」。ショックを受ける朝子。愛の担任の先生は「耳の聞こえない人に思いやりをもちましょう」と子どもたちに言ってはくれるのだが、それは朝子の思いとは違っていた。朝子が愛に伝えたいものは、「思いやり」や「かわいそう」という感情ではなかった。耳が聞こえなくても母と娘の気持ちが通じ合う幸せや、手話で話す楽しさこそを愛に感じてほしかったのだ。

 朝子は、そんな自分の思いを身を持って伝えようと、かねてから誘われていたろう者劇団に入る。「手話の表現力を生かせば、自分たちにしかできない面白い芝居ができるはず」という強い決意を胸に。そんな朝子の行く手には、悲喜こもごものアクシデントが待ちかまえているのだった・・・。

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by toyonokuni | 2019-03-20 05:18 | 協会・センターからの情報 | Comments(0)

ボロボロで光が透けて見えていたミニシアターのカーテン…利用者の方にはご不便お掛けしました。
しかし、ご覧ください113.png 
カーテンの色がかわらず気がつかないかもしれませんが、カーテン新しくなりました102.png



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【ミニシアター】 遮光カーテン


by toyonokuni | 2019-03-19 11:54 | 協会・センターからの情報 | Comments(0)

「無言の政見放送」事件

無言の政見放送」事件
この事件は1986年の衆議院と参議院のダブル選挙の時に起きました。この時の参議院選の東京都選挙区に雑民党というミニ政党に所属していた渡辺完一という人が立候補しました。この人は言葉を話すことができず、手話でコミュニケーションを取るろう者であり、ろう者が国政選挙に立候補したのはおそらく初のことでした。

参議院選に立候補するに当たり、この言葉を話すことができず、手話でしかコミュニケーションを取れないという障害が特に大きな問題になったのは政見放送でした。当時、参議院の比例区以外の政見放送では候補者本人以外が出演することを禁止していました。このため、政見放送のルールを厳格にあてはめた場合、手話をしている姿しか放映することができず、手話が理解できないほぼ全ての視聴者は候補者が何を伝えたいのか全く分からない状態になります。

このため渡辺完一は政見放送に字幕か手話通訳をつけてほしいと自治省や放送局などに内容証明郵便で申し込みました。しかし、これに対する返事が無く、収録の際に再度要求したものの、自治省や放送局は政見放送の規程になく、一人だけ特別扱いはできないと要求を拒否しました。なお、この拒否に関しては渡辺完一本人だけではなく、他の政党に所属する障害を有する複数の候補者も自治省に抗議する事態に発展しています。

このように抗議が複数あったものの、政見放送に字幕か手話通訳を付与してほしいという要求は通らず、テレビの政見放送では手話をしている映像のみが放映され、ラジオに至ってはときたま候補者の唸り声が流れるだけのほぼ完全に無音という衝撃的な内容になりました(なお、ラジオに関しては放送局側の判断で「手話通訳者を介することなく、手話による政見をそのまま放送しました」というお知らせを入れています)。

この「無言の政見放送」事件は社会に強烈なインパクトを与え、放映直後に数十件の抗議が自治省等に届きました。そして、様々な議論を呼び、翌年の1987年に候補者が声を発することができない障害を有している場合、原稿を提出すれば政見放送はアナウンサーが代読するという形に改められたのです(なお、この代読が行われた事例は現在のところ1回もありません)。
(ちなみに渡辺完一が所属していた雑民党は以前、『原則「編集厳禁」の政見放送。差別用語に他人への侮辱…どこまでが許されるのか? 』で紹介した東郷健が党首を務める政党であり、政見放送の歴史的な事件に東郷健は2回も関わっていたと言えます)

政見放送の聴覚障害者に対する支援
さらにこの事件は以前よりあった障害者の参政権についての議論を活発化させました。特に政見放送の前身である立会演説会には公費負担で手話通訳士が配置できたのに対し、政見放送では手話通訳士が配置できないという点は聴覚障害者にとって大きな問題になっていました。これに対し、自治省はテレビ画面では抽象的な言葉が手話ではうまく表現できないとしたことや字幕は字数制限があること、手話通訳士の不足などの問題を挙げていましたが、ようやく1995年に参議院選の比例区で政見放送の手話通訳が初めて認められました。

ただ、衆議院選の比例区は2008年からとかなり遅く、また衆議院選の小選挙区は持ち込んだ映像に手話を付与することはできるもののスタジオ撮影の場合はできず、参議院選の選挙区に至っては現在でも手話を付与することはできない状態になっています(これは手話通訳士が不足しており、全国一斉に行われる国政選挙では手話通訳士を確保できないという事情があります)。

また、中途失聴者などの手話を理解することのできない人に対しては字幕を付与することが望ましいですが、字幕の付与は衆議院選の小選挙区で映像を持ち込んだ場合と参議院の比例区以外は機材などの様々な事情からできず、まだ課題は多いといえます

by toyonokuni | 2019-03-13 17:28 | 協会・センターからの情報 | Comments(0)

聴覚障害者と手話

聴覚障害者と手話
 聴覚障害と言っても同一の障害ではないと考えた方が理解しやすいと思います。生まれた時から聞こえない人、病気や事故等中途で聞こえなくなった人、高齢になって聞こえの状態が悪くなった人、補聴器を使えば聞こえる難聴者等、個々で異なる障害と考えます。
 聞こえない人は「手話」をみんな使っていると思っている方が多くいます。聞こえの程度が重い聴覚障害者は、身体障害者手帳を持っている人の2割程度の人が「手話」を使っています。
そして、この手話はろう学校で指導していません。ろう学校の中で先輩の手話を見て学んできました。
 また、ろう学校の先生はみんな手話が分かるわけではありません。
普通学校などで指導していて、教職員の異動でろう学校に配属、手話が分からないままにろう学校の児童、生徒に指導することになります。
 最近はろう学校に赴任した時から手話講習会に通う先生たちが増えてきました。

 【ろう学校の開始】
1878年京都盲唖院で手話による教育が開始されました。しかし1880年に開催された「ミラノ会議」で手話法は口話よりも劣っていると取り上げられ、各国のろう学校が手話を禁止して、口話法を取り入れるようになりました。
【昔のろう教育に対して・・卒業生の感想】
「ろう学校時代は、多くの先生は手話を使わずに口話のみで授業をしていました。
先生の口の動きだけで話の内容を理解することは限界があると感じました。
普通の授業とは別に、口話・発語訓練の時間があり、幼稚部から高等部まての長い期間訓練を続けてきました。
今考えると、訓練の時間に費やした同じ時間をろう学校の先生が手話を使いながら、文章指導を受けていたら、自分の学力はもっと伸びたかもしれない。」とろう教育に対しての不満の声も聴かれます。

 以前と比べるとろう学校も変わってきました。手話を使うことを全面的に禁止していたろう者にとっては暗黒の時代が終わり、今はろう学校の教師が手話講習会に通い学習しています。
ろう学校の卒業式に校長自ら手話で挨拶する光景もみられ、ろう教育は変わってきました。
しかし、過去にろう教育を受けた多くのろう者はどうなるのか。
企業等に入ってもコミュニケーション面で職場の同僚とのトラブルが起きたりします

by toyonokuni | 2019-03-13 14:04 | 協会・センターからの情報 | Comments(0)

センター利用者さんより「玄関前に手すりが欲しい」との要望に、センター玄関前に手すりを設置しました。また設置後、夜が見えにくいとの声に…手すりがわかるように工夫してみました。
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いかがでしょうか?

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満車時の、車移動にご注意ください。


by toyonokuni | 2019-03-12 08:23 | 協会・センターからの情報 | Comments(0)

3.11声明~8年を経て~

3月11日で東日本大震災から8年を迎えるにあたり聴覚障害者災害救援中央本部が「東日本大震災を忘れない ~8年を経て~ 3.11声明」を発表しました。

東日本大震災を忘れない ~8年を経て~ 3.11声明

 2011年3月11日に発生した東日本大震災から、8年がたとうとしています。岩手・宮城・福島では、復興が進んでいる地域、ほとんど手つかずの地域などいまだ現地での取り組みが順調に進んでいるとは言い難い状況にあります。さらに2018年は、西日本豪雨、北海道胆振東部地震、相次ぐ台風、翌年1月熊本県和水町地震等災害が頻発し、被害は広範にわたりました。
 聴覚障害者災害救援中央本部では、厚生労働省、総務省、気象庁、内閣府、NHK、民放連へ要望書を提出しました。また聴覚障害者災害救援中央本部としては、そのつど被災地との情報交換、支援等を行っていますが、災害には人的、物的支援が欠かせません。これまでは災害の発生の度に、全国の皆さまに寄付等を呼びかけてきましたが、頻発する災害に備え、日ごろの準備基金とした「聴覚障害者災害救援基金」を創設しました。全国の皆さまにご協力をいただき感謝しています。
 災害の際には「自助」「共助」「公助」が大切となります。昨年の西日本豪雨の際に、聴覚障害者が災害ボランティアセンターを立ち上げ、被災者を支援する取り組みが行われました。この取り組みは全国から注目を集め、今後各地で広がりを見せるのではないかと思われます。このように聴覚障害者自身が地域で防災、減災の学習会や訓練に参加し、様々な場面で聴覚障害者への理解を広めると共に、国や地方自治体への要請を継続する事が「自分の命を守り、みんなの命を救う」ことにつながります。
 まもなく平成が終わろうとしています。この平成の時代には、阪神淡路大震災、新潟中越地震、東日本大震災等大きな自然災害が多数起きました。私たちは新たな時代へ向けて平成の教訓を受け継ぎ、全国の仲間とともに防災・減災の取り組みをさらに強化していく決意をここに表明します。

2019年3月11日            
聴覚障害者災害救援中央本部    
運営委員長 石野富志三郎 

〈構成団体〉一般財団法人全日本ろうあ連盟    
      一般社団法人全国手話通訳問題研究会 
      一般社団法人日本手話通訳士協会  


by toyonokuni | 2019-03-11 12:02 | 協会・センターからの情報 | Comments(0)

新しいカード型に変えるか、あるいは紙製の手帳をこれまで通り使っていくか、個々の自治体が選択できるようになる。

厚生労働省は22日の社会保障審議会・障害者部会で、障害者手帳のカード化を認める省令の改正案を提示した。委員はこれを大筋で了承。施行は今年4月1日の予定だ。
障害者手帳のカード化について
身体障害者手帳と精神障害者保健福祉手帳が対象。療育手帳は今もカード型にすることができるが、この2つが可能となるのは今回が初めて。
コンパクトで持ち運びに便利、耐久性が高いなどのメリットが見込める。マイナンバー制度の導入などにより、自治体が必要な情報を効率的に得られる環境が整いつつあることも背景にある。「これも時代の流れかな…」。審議会では現場の関係者からそんな声もあがった。
免許証などと同じサイズ
厚労省はこの日の会合で、カード型の身体障害者手帳、精神障害者保健福祉
手帳のイメージ(様式例)を提示した。大きさは運転免許証などと同じ。おもて面は顔写真付きで、氏名や生年月日、障害名、障害程度等級などが記載される。うら面の備考欄は住所変更時などに使う。補装具費の支給状況などは書き込まない。
《 カード型身体障害者手帳の様式例 》
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厚労省は自治体に対し、プラスチックなど丈夫な材料を用いること、偽造を防ぐ対策を施すことなどを指導していく。あくまでも本人、家族が希望する場合はカード型の交付も可能、という位置付けで義務化ではないとしている。

by toyonokuni | 2019-03-05 20:35 | 協会・センターからの情報 | Comments(0)

~ライブラリー便り~

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思い出を振り返って
DVDを借りて観てみませんか♪



なつかしいDVDが盛りだくさん。
故足立氏の講演や手話劇ピエロの「しばてん物語」や大分県手話スピーチコンテスト等是非ご覧ください。

by toyonokuni | 2019-02-28 13:58 | 協会・センターからの情報 | Comments(0)

耳の日集会の在り方

「大分県耳の日集会」の在り方

昭和36年に大分県ろうあ協会が提唱して開始された「耳の日記念大分県ろうあ者福祉大会」から「大分県耳の日集会」に名称変更と大会規模の縮小等を行いました。

開催規模の縮小や大会名称の変更などについては、迷いもありました。
昭和30年代当時のろう者が置かれていた社会的立場や「手話」に対する偏見等に屈することなく綿々と引き継がれてきた50年の歴史ある大会の名称や規模を変えることの責任と今後の大会の在り方について考えさせられました。

従来まで大会開催に伴い、開催資金確保のために企業へ訪問し、寄付活動は行ってきました。
一面では社会への啓発活動に繋がった側面があったと思います
しかし、耳の日大会開始時のろうあ協会の組織力と財政基盤を現在と比較すれば格段の差があります。
現在の協会の組織力と手話サークル等の協力があれば自力開催ができる見通しができました。これは、今まで長年にわたって大会への寄付等を継続していただいた企業等の皆様のおかげと感謝しています
 また、背景には昭和46年に県内で初めて芽生えた手話サークルが県内各地に広がり、大会へ手話通訳者の献身的な協力のおかげと思います。
 今後の大会を考える時に寄付活動を廃止し、大会自体を無理せずに組織の力と能力に合った大会の開催が妥当と考えました。 
昭和40年代、50年代(後半からは直接経験しています)から、耳の日大会の目的を見失って、大会開催のための寄付金活動を中心とした活動に終始してきました。
 しかし、全国的には昭和40年代までの「お願い運動」から「権利運動」へ転換してきた時代でした。
この流れに乗れずに、お願い運動的視点で耳の日大会が開催され続けたと思います。
また、>当時の組織力では権利運動の視点で耳の日大会を開催するのは困難だったと思います
 今大会から「大会の本来の目的であるろう者問題の啓発」のためのパンフレットを作成しました。

by toyonokuni | 2019-02-27 09:50 | 協会・センターからの情報 | Comments(0)

大分県耳の日集会参加者

参加者目標400人!
現時点で327人です。
あなたが1人の知人、友人に呼びかければ
400人の目標達成!


3月3日(日)10時から、臼杵市野津中央公民館で大分県耳の日集会inうすきが開催されます。
募集締め切りは、2月26
日です。
まだ、申込みされてない方は、各地区協会、各手話サークルへお申し込み下さい。
たくさんの皆さんのご参加をお待ちしています。当日参加は大丈夫ですが、お弁当はないです。自分でご持参ください


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by toyonokuni | 2019-02-22 22:54 | 協会・センターからの情報 | Comments(0)

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